Tリーグに行ってみた

Tリーグ初観戦

2019年2月9日、卓球Tリーグの試合観戦に家族(妻、4歳、1歳)で行ってみました。

会場はJR関内駅から徒歩5分ほどのところにある横浜文化体育館

この体育館は毎年2回、横浜市の卓球クラブが集まるリーグ戦が行われていたりもします。

私も数年前まで参戦していました。最近ご無沙汰ですが。

そんな普段は横浜市のアマチュアが主戦場とする場で、プロが戦うんです。

たぶん横浜文化体育館を利用している卓球選手は誰もが気になった一戦だと思います。

今年はTリーグ発足初年度であり、数年先の未来を思い描く意味でも、ぜひ一度生でプロリーグを体感しておきたかったんです。

試合は見応え十分!

この日の対戦カードはホーム木下アビエル対日本生命レッドエルフ。

木下アビエルは石川佳純選手がエース、日本生命レッドエルフは平野美宇選手がエース。

共に日本代表、ぜひ当たってほしいエース対決がシングルス1で実現しました。

普段卓球をテレビでしか観ない妻も、このカードにはテンションが上がっていました。

プレーの内容はテレビなどに譲るとして、結果は抜群の安定感で石川選手の圧勝でした。

平野選手は不調なのか、良いプレーは少なめな印象。

それでも超高速ラリーを生で体感すると、テレビでは感じ取れないスピードや打球感が伝わってきて、十分楽しめました。

普段テレビでは映す機会が少ない台横からの視点なんかは、普段卓球をしない・テレビで観るだけの方にも新鮮でオススメできます。

とにかく試合はどれも楽しめる内容でした。
f:id:hahahatene:20190213081234j:plain

こども連れには厳しい環境

一方で、会場の設備やイベントとしての魅力、主催者側の情報発信にはまだまだ改善の余地があると感じました。

ぜひまた観に行きたいので、リーグ関係者の方が奇跡的にこのブログを読んでくださったら検討して頂けると嬉しいです。

ということで、検討頂きたいのは以下3点。

会場設備

これは横浜文化体育館固有の問題なのかもしれませんが、自由席となっていた2・3階の座席間隔が非常に狭かった!

席に座ると前の人の頭に膝が当たりそうでした。

また何かとかさばる冬では、カバンとアウターを収納する余裕もありません。

これから横浜文化体育館は建て替えが控えているようですし、継続してこの地でTリーグが行われるのであれば、建て替え後は利用者の快適性にも配慮頂けると嬉しいですね。

イベントとしての魅力(観客全員が楽しめるか?)

Tリーグの最大の目玉は、もちろんプロ選手たちの迫力ある試合にあります。

今回も非常にレベルの高いプレーが観られ、卓球経験者の私は満足でした。

ただ観客は経験者だけとは限らず、プレーだけが目当てとは限りません。

私の場合は、自分が観たいのはもちろん、こどもに生のスポーツを観せ刺激を受けてほしいという面もありました。

実際観終わって数日した今も「卓球楽しかったね〜」と言っているので刺激はバッチリ受けました。

ですが当日はシングルス2の途中で「まだ帰らないの?」と飽きられてしまいました。

メインの客層が大人だからいいんだ、と言われればそれまでですが、飽きやすいこどもを連れても楽しめるような工夫を会場内に散りばめてもらえたら嬉しいです。

例えば、フリーで打てる卓球台を置く、テレビでやってる的当てが体験できる、ピンポン玉プールを置く、こどもの気を引きやすい音楽も交える、Tリーグでしか食べられないフードメニューを用意する、などなど。

観戦は一人より複数人で行く方の方が多いと思います。

その複数人のうち卓球を観ることに興味が薄い人も楽しめるようなイベントになってくれると、私の様な子連れを含め、より多くの人が楽しめると思いました。

主催者の情報発信

あと困ったことは、試合に関すること以外の情報が少なかったこと。

特に飲食について確認したくても、TリーグホームページやTwitter横浜文化体育館ホームページなど、明確にはわかりませんでした。

知りたかったのはこんなことです。


・飲食は可になっていたけど、会場では飲食物は売っているのか?
⇒売っていた。体育館側のもの?Tリーグ側の用意?

・それとも持ち込み可なだけなのか?
⇒持ち込みもできた。

・席で食べていいのか?(あまり飲み食いしてる人を見かけなかった)
⇒席が狭過ぎて


細か過ぎじゃないかと言われればそれまでですが、こどもがいるとこの辺り気になる方も多いんじゃなかろうかと思います。

今後の体験向上に期待!

今年は初年度なので観客動員もご祝儀的な面があるんじゃないかと思っています。

個人的には、こどもが卓球をしたいと言った時に、目指す場所の1つとしてTリーグが根付いてくれることを願っています。

より魅力的なイベントとなるよう、主催者は環境整備を行い、選手はプレーの質を高め、観客は継続的な応援をしていきましょう。